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テキトー母さんでも子は育つ!<迷惑をかけても「ごめんなさい」が言えれば大丈夫>

2015.03.10

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テキトー母さんでも子は育つ!
<迷惑かけても「ごめんなさい」が言えれば大丈夫>

■「人に迷惑をかけない子」「どこへ出しても恥ずかしくない子」になるべき??

立石美津子です。
テキトー母さんには子育てのポリシーがあります。

◆人に迷惑をかけてしまってもいい!
◆「どこへ出しても恥ずかしくない子」でなくたっていい!

ちょっと刺激的な言葉かもしれませんね。(笑)
でも、そこにはちゃんとした理由があるんです。

スーパーで色とりどりのお菓子を見ると、
便所虫のように床にひっくり返り「買って~買って~」と大騒ぎ。
よく見かけるシーンではありませんか?
でも、テキトー母さんは「買ってほしいよねえ。美味しそうだね~でもダメなの」と断ります。

自分も甘い物が大好きなので、
欲しくなる気持ちがすごーーーくわかるからです。
だから「今日は買わないって約束したでしょ!なんで我儘言うの!」なんて言いません。
「じゃあ、一つだけよ」と約束を翻すこともしません。

泣き叫ぶ声、周りに大迷惑ですが「迷惑かけるのが子どもの姿だもんね」と気にしません。
「一つくらい買ってやれあばいいのに」と虐待母と思われ、
「我儘な子だなあ」と見られても恥ずかしいとは思いません。

テレビのインタビュー聞いていて、ちょっと疑問に思うことがあるんです。

■芸能人の出産

「可愛い赤ちゃんですねえ、どんな子どもに育ってほしいですか?」

芸能人のお答え
「“人に迷惑をかけない子”に育ってほしい」
「“どこへ出しても恥ずかしくない子ども”に育ってほしい」

そして極めつけは……
「私よりビックなってほしい。私が果たせなかった夢を果たしてほしい」
アイドルの腕の中でスヤスヤ寝むる天使を見て、
「ああ、可哀想に。この子は自分のために生きられないんだ~」と思ってしまいます。

この子が言葉を喋れたら、きっと次のように言うでしょう。

「私はあなたの期待に応えるために、この世に生まれてきたのではない!」と。

 

■人に迷惑をかけない?

子どもなんて生まれてきただけで親の手を煩わす生き物。
3時間おきに母乳をねだり、大人の時間を容赦なく奪う存在です。

一家の稼ぎ頭になってくれるわけでもないし、
「一生親のスネをかじり続ける息子」になるかもしれない。
生まれた直後から迷惑かけっぱなしじゃあないですか!
そんなこと考え出すと存在そのものが迷惑。
だから「迷惑をかけてはいけない」と思うこと自体がおかしなポリシーだと思うのです。

“人に迷惑かけない人”っているんでしょうか?
人に迷惑かけたりかけられたりして成長するんではないでしょうか?

 

■どこへ出しても恥ずかしくない子?

ううん、それって親の見栄じゃあないの?
あなたが恥ずかしいから嫌なんじゃないの?

こんなポリシー持って育てていると、
いつしか「周りの目を気にして生きる変な癖」「自分の感情を押し殺す癖」がついてしまいます。

 

スーパーでの光景……
「お菓子買って~買って~」とひっくり返り雑巾化している子ども。
「うるせいガキだな!チェッ!」の強面のおじさん舌打ちの音、
「虐待してんじゃないの」と後ろに並ぶ“眉間に皺”のおばさんの呟き……
耐えられなくなったママは「じゃあ、一つだけね」と要求に折れて買い与えます。
「だったら、シノゴノの言わないで、最初から素直に買ってやればいいのに~」と思います。
そんな時は淡々と
「お菓子美味しそうだね。欲しいよね。でも、そんなお金はないの」
と言ってさっさと帰ればいいんです。

 

でも、お菓子見て欲しがって全身のエネルギー使って自己主張するなんて凄いじゃあないですか!
きっと将来、大物になりますよ!

 

■迷惑をかけないように育てられた子は抜け殻

どちらかというと「人様に人に迷惑をかけない子どもに育ってほしい」方針があるのは
教育熱心な家庭であることが多いようです。

朝から晩まで「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」と口喧しい。
そのため、子どもは親の顔色を見ながら育ちビクビクしています。
自主性も意欲も自信も育っておらず、なんだか抜け殻、亡霊化……

子どものために良かれと思ってしている行為。
結果は真逆。
迷惑をかけないどころか、すっかり自信のない子に育つリスクがあります。

 

■困るのは迷惑をかけてしまうことではなく、人に助けを求められないこと

暑い夏の日、喉が渇いて仕方ありません。

洗面所は近くにありません。でも先生は忙しくしています。
熱中症状態、勇気を奮って「先生、お水ください」の一言が言えません。

苛めを受けていても「先生に迷惑がかかる」「親に心配をかけたくない」。
そして自分で抱え込み最悪の事態に。
「ママ助けて、先生助けて」の一言が言えません。

こうして親からインプットされた「迷惑をかけてはいけない」という思い。
困ったこと、わからないことにぶつかっても
「こんなこと聞いておかしな人、非常識な人と思われはしないか」
「恥ずかしい」とブレーキがかかります。

「人に迷惑をかけない子」ではなく、
「困ったときは人に迷惑をかけてもSOSを出せる子ども」に育てることが大切。
そして、助けてもらったら「ありがとう」、
迷惑かけたら「ごめんなさい」と言えるように育てれば十分です。

まだ生まれて数年。
長年生きて生きた反省から「人様に迷惑をかけるなんて恥ずべきこと」の強い思いがあるのはわかりますが、
「そんなに高尚なポリシー掲げて厳しくする必要はない」と思います。
迷惑かけ通しの私は思うことをツラツラ書きました。

興味ある方は手に取ってくださいね。

一人でできる子が育つ「テキトー母さんのすすめ」(日本実業出版)
urx.nu/el3t

イラストⒸあべゆみこ

 

 

 

「テキトー母さんのすすめ」(日本実業出版)

urx.nu/el3t

イラストⒸあべゆみこ

立石 美津子
幼児教育専門家・作家・講演家
32歳で学習塾を起業。現在は保育園、幼稚園で指導しながら執筆・講演活動に奔走。自らは自閉症・アレルギー児の子育て中。著書に『小学校に入る前に親がやってはいけない115のこと』『読み書き算数ができる子にするために親がやってはいけない104のこと』『心と頭がすくすく育つ読み聞かせ』『はずれ先生にあたった時に読む本』『1人でできる子が育つ テキトー母さんのすすめ』等


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