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ごめんなさいが言えない子にどう声をかける? ~ママに届けたいメッセージ Vol.425~

ママに言い聞かされている女の子

大人にとっても、自分の非を認め
「ごめんなさい」と言うのは簡単なことではありません。

子どもだって、素直に謝れないこともあるのです。

では、そんなとき、どう声かけをしたら良いのでしょうか?

まず大前提として、
子どもが謝らなければならないシチュエーションであったかどうかは
とても重要です。

例えば、子ども同士が遊んでいて
ひとりが泣いてしまった。
しかしその状況を、大人は誰も見ていない。

泣いていない子に対して、
「相手に何かしてしまったのでは?」と考えてしまうので親です。

「〇〇くんがたたいたー」
「〇〇ちゃんがおもちゃを取っちゃったー」
と泣いてる子から聞けば、
泣いていない我が子に対して、
「ごめんなさいでしょ」と言いがちです。

でも、本当に何があったかは、
当人しか分からないのです。

理由もよく理解せずに
「ごめんなさいは?」というのは、
子どもにとって良い結果を生みません。

とにかく謝らせなきゃ、と思ってしまいがちですが、
それでは意味がないのです。

そこで、ママができることは、
まず、子どもの気持ちを理解すること。
共感すること。

「〇〇が嫌だったんだね。だから、こうなっちゃったんだね」
と、状況をきちんと理解してあげましょう。

その上で、何が良くなかったのか、じっくり話しましょう。

謝ることが大事なのではなく、
悪いことをしちゃった、と感じ、
そのことにごめんなさいという気持ちを持つことが大切なのです。

子どもがそれを分かった上で、ごめんなさい、と言えないときは、
親が謝りましょう。
そして、一緒に謝ろうね、と話しましょう。

謝ることは簡単なことではありません。
誰もが心の中で葛藤します。

子どもも、モヤモヤを感じ、どうしたら良いのか分からない、
ということを知ってあげましょう。

そして、ちゃんと謝れたら、
「ごめんねって言えたね。すごいね」
と褒めてあげましょう。