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栄養バランスがとても良く免疫力アップにも役立つ「粕汁」レシピ【ママとこどもの食育レシピNo.50】

空が高く、心地よい風が吹く季節。
おしゃれも楽しめるし、美味しいもたくさん。行楽への予定も多くなる楽しい季節ですね。
でも、少し油断すると朝起きたら”あれ…喉がおかしい…”なんてことに。
季節の変わり目。
朝晩、昼の寒暖差が激しい時期でもあります。

そんな季節にぴったり!
風邪の予防に最適な、免疫力アップに役立つメニューのご紹介です。

 

子供の免疫力を上げる食事とは?

◉核酸の多い食事
免疫細胞を増やすには細胞が喜ぶ栄養素が必要です。
細胞の膜は脂質、中身はタンパク質(アミノ酸)、核は核酸から出来ています。
核酸は、生命の増殖をはじめとする生命維持活動に重要な働きをします。
この核酸を多く含む食材を取り入れれば、免疫力アップに繋がるという仕組み。
植物の先端部分は生長点といって盛んに細胞分裂をしています。
代表的な食材は、ブロッコリー。ブロッコリーはキャベツの仲間のつぼみです。
つぼみ部分には核酸が多く含まれているのでおすすめです。
また、もやしやカイワレ大根といったスプラウトも同じです。

◉脂質とタンパク質の多い食事
脂質とタンパク質も核酸と同じく、細胞活性の材料になります。
脂質は多く摂りすぎると肥満になりますが、適量は必要です。
タンパク質は20種類のアミノ酸からできています。
また、タンパク質は動物性、植物性とあります。
違いはアミノ酸含有量。
このお話はまた機会を見つけて詳しく書きたいと思います。
説明が長くなるので、簡単に言うと人が自分では作ることができないアミノ酸。
なので、必ず食事から摂取しなければいけないのが必須アミノ酸。
この必須アミノ酸が多く含まれるタンパク質は動物性です。
動物からとれるタンパク質といえば、肉、魚、卵ですね。良質のタンパク質の摂取を心がけましょう。

◉繊維質の多い食事
便秘は万病の元と昔から言われていますね。
便が腸内に溜まると、有毒なアンモニアを放出し、
周囲に害をもたらします。
便秘にならないために繊維質を意識しましょう。

 

免疫力アップのための最強の料理発見!

それは、『粕汁』です。
酒粕には、タンパク質、アミノ酸が豊富。
肉または魚の脂質、タンパク質。
ごぼう、こんにゃく、芋類、きのこ類の繊維質。
そして、腸内環境を整える発酵食品は、味噌。
この素晴らしい日本の汁物。
知れば知るほど素晴らしい!
冷蔵庫の残り野菜をたくさん入れて、美味しい酒粕で、免疫力アップ!
風邪知らずで乗り切りましょう!

粕汁完成

 

免疫力アップ!粕汁の作り方

◼︎材料 4人分

豚小間   ・・・100g
白菜    ・・・2枚
白ネギ   ・・・1/2本
ごぼう   ・・・1/2
里芋    ・・・2個
人参    ・・・1/2
こんにゃく ・・・1枚
油揚げ   ・・・1枚
出汁    ・・・4カップ
酒粕    ・・・大2〜お好みで増やす
味噌    ・・・大2〜
醤油    ・・・大1
カイワレ大根・・・適量
野菜

 

◼︎作り方

1:出汁を用意する。
2:野菜類は食べやすい大きさに切る。
3:こんにゃくは小さく手でちぎっておく。
4:油揚げは薄切りにする。
5:出汁に2、3、4で切った野菜を入れ煮る。
6:すり鉢またはボウルに酒粕、味噌、5の汁を少し入れ、溶かし、5に加える。
(酒粕は溶けにくいので、レンジで温めて柔らかくすると扱いやすい)
7:醤油で味を整える。
8:器に盛り、カイワレ大根を飾る。
酒粕、味噌の量はお好みで加減してくださいね。
鮭や鰤など魚を入れても美味しいです。
お好みで七味、山椒、すだちなどを添えると美味しいです。
※成人が寝る前に消化しにくい脂質を多く摂ってしまうと消化のために体を休めることができず、免疫力が落ちてしまいます。
気をつけましょう。

※冷凍食品、コンビニ弁当、外食、中食。。。。
これらはより美味しくみせるため、より長期保存ができるよう、多くの添加物が含まれています。
一部の農薬や添加物が免疫細胞にとって有害であり、免疫力低下、アレルギーを引き起こしたりすると言われています。
今回はちょっと難しいお話でしたが、なぜバランスの良い食事がよいとされるのか、仕組みがわかると納得できますね。
睡眠もたっぷりとることも大事ですね!

さいごに、免疫についてお勉強。
「免疫」ってなあに?

免疫力アップ!とか、免疫が下がると風邪をひく。。。など、耳にしたことありますよね。
でも、実際免疫って?と漠然としたイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか。

免疫について少しお話しますね。
10歳の息子が免疫系の病気にかかったのをきっかけに免疫の勉強をはじめました。
免疫力とは、簡単に言うと、血液中の白血球の働きのことで、獲得免疫と自然免疫の細胞がバランスよく活動する仕組みのこと。
外からの敵、ウィルスや菌をやっつけてくれるこの免疫システム。
免疫力を維持または、上げるためには自律神経を整えることが大切です。

自律神経を整えるためには、腸内環境を整えること。
わたしたちの腸内には、善玉菌と悪玉菌が絶妙なバランスで働きます。
善玉菌が優位になると、腸内フローラが増え自律神経が整います。
ストレスフリーな状態です。
しかし、現代社会ではストレスから完全に逃れるのは難しい状況です。
ストレス社会で上手に生き抜くためには、自律神経を整える方法、すなわちストレス発散方法を知ることがいちばんです。

もちろん子供社会にもストレスはあるようです。
幼少期はあまり自覚がないかもしれませんが、小学校に上がると親元を離れ、自立への道が開けます。
親元から離れる不安、自分を取り巻く環境の変化にストレスを感じているはずです。
こうしたストレスから自律神経が乱れると、免疫力が低下し、体調を崩しやすくなるのです。

このように、免疫力はとても重要で、この仕組みを知ることで、日常生活で意識できれば体調管理もしやすくなるのではないでしょうか。
子供のストレスを和らげて安心感を与えられるのは家庭、お母さんやお父さんの存在です。
家では安心して過ごせるように、いっしょに食卓を囲み、目と目を合わせ会話をすることがとても大切だと思います。
もちろん、外から帰ったらうがい手洗いはお忘れなく!
では、また次回お楽しみに!

 

講師:中島涼子
中島涼子マンスリークッキング パナー~安心・安全は家庭から~~家庭料理は家族の絆を結ぶ~
2004年 LE CORDON BLUE 神戸校 菓子基礎 中級 上級コース卒
2009年 料理教室lista主催 料理研究家養成コース 卒
2009年 ケータリングプランナー 取得
2009年 ハーブクッキングアドバイザー 取得
2010年 神戸トアロードにカフェをオープン
2011年 自宅にて『記憶に残る料理教室』主宰『記憶に残る料理教室』
記憶に残る料理教室では、忙しい毎日の中にも、お母さんの味を子供に伝え、また、自分の味を見つけることで気持ちに余裕がうまれることを信じています。【中島涼子の記事】
https://www.branshes.jp/wpapp/blog/blog_tag/ryoko-nakajima/

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