絵本『おうちくん』多くの人の心に届く普遍的な物語　-what’s new-

Style MAG

2022.09.22

What's new

絵本作家、カワダクニコさんが“希望”を描いた待望の新作、絵本『おうちくん』をご紹介します。

絵本『おうちくん』

丘の上に並んで建っている、仲良しのきいろいおうちくんとあかいおうちくん。しかし、楽しく暮らしていたふたりに、悲しい別れのときが訪れました。希望を失いかけたとき、きいろいおうちくんを最後に待っていたのは……!?

詩人・絵詞作家の内田麟太郎さん推薦！カワダクニコさんが描く希望の物語

柔らかなタッチで描かれた絵は、見た人を笑顔にし、あたたかい気持ちにさせてくれます。そして、カワダクニコさんが描く、ちいさな家“おうちくん”たちによるこのお話は、子どもたちだけでなく、世代を超えた、多くの人の心に届く普遍的な物語となっています。

なんという不思議だろう。
ちいさな家のお話なのに、
心が空よりも広がっているなんて。

おばあちゃんが教えてくれるたいせつなこと

おばあちゃんは、おうちくんたちと過ごすにぎやかで楽しい暮らしのなかで、たいせつなことを教えてくれます。それは、友達や家族、モノを大切にすること。お話を読んだ子どもたちも、そんな「おばあちゃんの想い」をきっと感じ取ってくれることでしょう。おじいちゃんやおばあちゃんからお孫さんへ、お父さんやお母さんからお子さんへ、3世代の“想いをつなぐ”一冊です。

植物を育み、集まってくる鳥や昆虫身近な“命”のたいせつさを伝える

おばあちゃんは、おうちくんたちがさびしくないように、庭にたくさんの植物を植えて育てていました。そこにはたくさんの生き物が集まってきます。絵本『おうちくん』は、子どもたちが樹木や草花、虫や鳥など、身近な“命”に興味をもってもらえるように、たいせつに思えるように、そんな願いを込めた作品となっています。見返しには、おばあちゃんが育てた庭の植物と、やってくる生き物の名前がわかる「ミニ図鑑」がついています。

刊行記念！『おうちくん』原画展開催

刊行記念として『おうちくん』原画展が3会場で順次開催されます。

第1弾は10月19日から10月31日まで、場所は東京・神田神保町にある「ブックハウスカフェ」です。
【日時】2022年10月19日（水）～10月31日（月）11:00～18:00
【会場】ブックハウスカフェ　入口左横の展示コーナー
【住所】〒101-0051　東京都千代田区神田神保町2-5 北沢ビル1F
【TEL】03-6261-6177
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第2弾は12月9日から12月27日まで、場所は東京・西荻窪の「絵本カフェ・ムッチーズカフェ」です。
【日時】2022年12月9日（金）～12月27日（火）11:00～19:00（12月9日に限り18:00まで/水曜、木曜定休）
【会場】絵本カフェ・ムッチーズカフェ
【住所】〒167-0042　東京都杉並区西荻北5-22-6
【TEL】03-5364-9190
詳細URL

第3弾は2023年1月17日～2月5日、東京・目白にある「目白のえほんやにこにこ書店」。
【日時】2023年1月17日（火）～2月5日（日） 11:00～20:00（水土日祝日18:00まで/月曜定休）
【会場】目白のえほんやにこにこ書店
【住所】〒161-0033　東京都新宿区下落合4-26-13（目白金井ビル）
【TEL】03-3565-6232
詳細URL

著者「カワダクニコ氏」プロフィール

作：カワダクニコ
1978年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、デザインの仕事をしながらイラストレーターに。日本児童出版美術家連盟会員。2011年『ねこのにゃーた　うみへいく』で第17回おひさま大賞優秀賞受賞後、『ねこのにゃーた』（小学館）で絵本デビュー。作品に『ワニくんのながいかお』（日本マクドナルド）、『おばけえん』作・最上一平（教育画劇）、『にゃんたる刑事』（PHP研究所）など。Bリーグの千葉ジェッツに所属する佐藤卓磨選手が取り組んでいる、社会貢献プロジェクト「シュガプロ」から制作された、絵本『ぼくはキリン』（千葉ジェッツふなばし）で絵を担当している。

デザイン：羽島一希
編集者・装幀家。1954年東京生まれ。出版社勤務を経て、現在はフリーで活動。500冊以上の絵本・児童書づくりに参加。土井章史氏と絵本作家育成のためのワークショップ「あとさき塾」を共同主宰。