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曖昧な表現を避ける「きちんとしなさい」では伝わらない理由 ~ママに届けたいメッセージ  Vol.314〜

見つめ合う母と娘

子どもを叱るとき、
「いい加減にしなさい!」
「ちゃんとしなさい!」
「しっかりしなさい!」
と言ってはいないでしょうか。

子どもがすること、
あるいはしないことに対して、
漠然と「ダメ!」と思ってしまうのは、
親としてはよくあること。

でも、子どもは、
「ちゃんと」や「しっかり」などと言われても
どうすべきか
理解できないことが多くあります。

親が叱りたくなる場面であっても、
子ども自身は悪いと思っていなかったり、
みんなに楽しんでもらいたいだけだったり。

そんなときに
曖昧な言葉をかけても子どもは混乱するだけです。

子どもを注意したいときは、
曖昧な表現ではなく具体的に話すことが重要です。

大人はついつい
曖昧な表現をしてしまいがちですが、
自分なりに解釈をすることで物事をスムーズに進めることができます。

例えば、夕食を作っている忙しい時に
「ママ、来てー」という子どもに対して、
「ちょっと待っててね」
と答えたとしましょう。

「ちょっと」の感覚は人によって違います。
大人は、相手の「ちょっと」を慮ることができますが、
子どもはそうはいきません。
子どもがイライラするのは、
自分が思っている「ちょっと」が経っても
ママが来てくれないからに違いありません。

「5分待ってね」
「手が汚れているから、手を洗うまで待っててね」
そんな風に具体的に話してみましょう。

人に対しては伝え方が重要。
特に子どもに対しては
曖昧な表現ではなく具体的に語るよう、
心がけましょう。